三菱の「PARATHOM パラトンLDA7L-H」
三菱電機オスラムの“PARATHOM”(パラトン)「LDA7L-H」は、コストパフォーマンスが高い最新モデルです。
三菱電機オスラムは、白熱灯のメーカーとしても知られており、LED照明についても住設用照明を含めて幅広く展開しています。家庭用の一般照明タイプに関しては、それほど多くの種類は用意されていませんが、コストパフォーマンスは高く、今回紹介するPARATHOM「LDA7L-H」も、ケーズデンキオンラインショップでは1980円(購入時)と、NECライティングのLDA8Lに次ぐ低価格となっています。
このLDA7L-Hは、2010年10月に発売された最新モデルで、同社の家庭用一般電球形LED電球の中ではもっとも明るく、カタログには一般電球30〜40ワット相当、床面および机上面では60ワット相当と表記されている製品です。
全光束は405ルーメンと、NECライティングのLDA8Lと同じですが、消費電力はLDA8Lが7.5ワットであるのに対して、こちらは6.9ワットと7ワットを切っているので、今回比較しているアイテムでは、2番目に低い消費電力となっています。
サイズは、60(外径)×107(全長)ミリで、特に外径は標準的な長さですが、全長は短めな仕上がりになっています。外観で特徴的なのが、白い金属製の放熱フィンで、溝が深く頑丈そうな印象があります。
グローブがガラス製のためか重量は150グラムと重く、今回比較する中では2番目の重さになっています。実際に手に持ってみても、ズッシリとした重量感がありますが、素材にガラスを使用しているので、取り付ける際は誤って床に落とさないように注意してくださいね。
パッケージには調光機能付き器具や断熱材施工器具、密閉器具、非常用照明器具などに対応していないことが大きく表記されていて分かりやすく、定格寿命もほとんどのE26形LED電球と同じように、4万時間となっています。
使用してみると、LDA7L-Hは光の広がりは感じられますが、明るさがいまひとつという感じでした。色も黄色が薄く、暖かみに欠けているようです。フルーツについても、イチゴやリンゴの赤色がくすんだ感じで、バナナの黄色もやや人工的に見えるので、食卓にはあまり適さないと思います。
総合的に評価すると、LDA7L-Hの魅力は、なんといっても価格の安さと低消費電力ではないでしょうか。ただし色については白っぽく、わずかに緑が入った独特の色なので、この点は好みが分かれてしまうように思われます。
使用方法としては、消費電力が低いので、夜間ずっと点灯させ続ける廊下などで使うのが適しているのではないでしょうか。反面リビングに使うには、少し明るさが物足りないといわざるを得ませんが、価格が安いので、シチュエーションに応じて他社の製品と賢く使い分けることをオススメします。