東芝のE-CORE「LDA7L」
東芝ライテックのE-CORE「LDA7L」は、明るさと発色の良さが魅力のLED電球です。家庭用の一般電球形LEDに早くから参入していた東芝ライテックのE-CORE「LDA7L」は、昨年10月に発売した同社の最新モデルなんですよ。
従来のE-COREシリーズは大きな放熱フィンが特長でしたが、このモデルからはフィンレスですっきりとした形状となり、大幅な軽量化も図られていますね。明るさと発色の良さで根強い人気があるE-COREシリーズですが、幸いLDA7Lにもその良さが受け継がれています。
LDA7Lは、東芝ライテックの従来のイメージを一新するようなシンプルな形状で、白熱灯に近いデザインとなりました。重量は従来型よりも約39%も軽量化されて、73グラムと今回比較アイテムではもっとも軽い製品です。一方でサイズはそれほど変わらず、60(外径)×108(全長)ミリとLED電球としては標準的なサイズになっています。
全光束に関しては、485ルーメンと低価格帯の中では明るめですが、消費電力は7.2ワットと低めになっています。パッケージには「一般電球40ワット形相当」と書かれていて、定格寿命は4万時間、調光器具や断熱材施工器具には非対応となっています。
使ってみると、白熱灯に比べ明るさは足りないものの、光の広がりは十分に感じられました。フルーツは色合いが自然で、リンゴやイチゴがおいしそうに見えていましたし、バナナやレモンの黄色も鮮やかで好印象が持てました。
上向きの間接照明に取り付けると、白熱灯よりも光が上方に偏っている様子が分かりました。ただ、明るさに余裕があるためか、天井に反射した光が下部を照らし、全体的にそれなりの明るさを保っていたようでした。
使用感をまとめると、従来型に比べて本体デザインが大きく変わったLDA7Lですが、東芝ライテックの持ち味とも言える色合いの良さは以前と変わっていませんね。また、白熱灯に似た自然な発色は、食卓に並ぶ料理を美味しそうに見せてくれるので、ダイニングテーブルを照らす電球としては最適だと思います。
明るさも485ルーメンと十分なので、それほど広くない部屋でメイン照明として使うのもおすすめです。密閉形器具で使用可能なLDA6L/2と使い分けることで、幅広いシチュエーションに対応できるオールマイティなLED電球といえるのではないでしょうか。