NECの「LIFELED'S LDA8L」
NECライティングの「LIFELED'S LDA8L」は、今回比較した製品の中ではもっとも安かったのですが…、その半面、照明器具で長年実績のあるNECライティング製ということで信頼性も非常に高いアイテムです。
まずはサイズと外観ですが、NECライティングの初期のLED電球は、放熱フィンが大きく野暮ったいデザインでしたが、最新モデルのLDA8Lは、フィンがなくなったので、ほこりがたまりにくく、すっきりしたデザインとなりました。形状も白熱灯に似たフォルムですが、放熱部はシルバーのツルツルした素材になったので、取り付けるときは手を滑らせて落とさないように気をつけましょう。デザインはシンプルになったものの、サイズは60(外径)×113(長さ)ミリと大きめで、今回紹介するアイテムでは、スペック上の縦の長さが最長となっています。重量については120グラムと少し重めで、口金の部分に「調光器付器具や非常用器具、水銀灯器具などで絶対に使用しないでください」と目立つように注意書きが書いてあり、わかりやすく親切な設計になっています。
全光束は405ルーメンで、演色評価数は80Raになっているので、このクラスの電球色タイプとしての全光束は標準的ですが、消費電力は7.5ワットと少し高めになっています。
明るさについては、パッケージには「ランプ単体では30ワット」という表記があり、発売時のリリースでは「床面や机上面の照明効果は電球60ワット形と同等」となっています。また製品寿命に関しては、ほとんどのE26形LED電球と同じく、4万時間を実現しているんですよ。
使用感をまとめると、LDA8Lはトイレや廊下での使用には十分な性能を持っていますが、広い部屋で使用したときの明るさがいまひとつという感じがします。白みがかった発色は好みが分かれるので一概には言えませんが、和室より洋室には合いそうな気がしますし、白っぽい光は清潔感が感じられるので、トイレに使うには最適ではないかと思います。
また、この製品の大きな特長は、なんといってもそのコストパフォーマンスの高さにあります。NECブランドの製品でありながら、1000円台半ばで購入できるのは大きな魅力なので、試しにLED電球を使ってみようという方には、かなりおすすめできる製品になっています。
